地域福祉権利擁護事業(日常生活自立支援事業)について

認知症高齢者や知的・精神障害者など判断能力が不十分な方に対して、福祉サービス利用の手続きや日常的な金銭の出し入れをお手伝いします。
【こんな時にご相談ください】
○色々な郵便物が届くけれど、よくわからない。
○福祉サービスを利用するための手続きを手伝ってほしい。
○家賃や光熱水費を忘れずに支払いたい。
○最近、通帳のしまい場所を忘れてしまう。
○大切な書類を失くしそうで心配。

ご利用できる方

市内で在宅生活をされている高齢者、知的障害者、精神障害者など判断能力が不十分で日常生活に不安がある方。

サービス内容

  1. 福祉サービスの利用援助
    福祉サービス利用の手続き書類の整理等についてお手伝いします。
  2. 日常的金銭管理サービス
    日常的な預貯金の出し入れのお手伝いをします(公共料金や家賃の支払いなど)。
  3. 書類等の預かりサービス
    通帳、土地の権利証など大切な書類等をお預かりします(金融機関の貸金庫で保管)。

利用料金 (令和6年7月1日現在)

  1. 福祉サービスの利用援助のみ 1回1時間まで1,700円
  2. 日常的金銭管理サービス(通帳を本人が管理する場合) 1回1時間まで1,700円
  3. 日常的金銭管理サービス(通帳を社協が預かる場合)1回1時間まで3,000円
  4. 書類等の預かりサービス 1か月1,000円

※1~3については1時間を超えた場合、30分までごとに850円を加算。
※上記利用料の他、実費分(本人宅から金融機関等に出向いた時の交通費など)を負担していただくこともあります。
※一定の条件を満たす方は、「福祉サービスの利用援助」、「日常的金銭管理サービス」について、利用料の減額を受けられることがあります。
※生活保護受給中の方は、「福祉サービスの利用援助」、「日常的金銭管理サービス」について、一定の範囲で利用料が免除となります。

利用するには

  1. 相談受付
    東大和社協あんしん東大和へご相談ください。
  2. 訪問調査・関係調整
    職員がご自宅におうかがいします。お困りのことを一緒に考え、支援計画を作ります。
    ・職員(専門員)がご本人の自宅等に訪問し、ご本人の状況や利用意思、契約能力についての確認をします。
    ・本人の希望や生活の様子に合わせて支援計画を作成します。
    ・本人の契約能力の確認が難しい場合などは、東京都社会福祉協議会に設置されている契約締結審査会で審査します。
  3. 契約
    利用契約を結びます。
    ・お手伝いの内容や約束事を書いた「契約書」と「支援計画」をご本人に確認いただき、「生活支援員」を紹介し、契約を結びます。
  4. 支援開始
    サービスを開始します。担当の「生活支援員」が自宅等を訪問し、支援計画に基づいて支援を行います。

地域福祉権利擁護事業(日常生活自立支援事業)と成年後見制度の違い

「地域福祉権利擁護事業」は、本人と社協との契約により、日常生活の範囲内でお手伝いする事業です。次のような場合は「成年後見制度」の利用が適している場合があります。
・認知症や障害の状態が重く、地域福祉権利擁護事業の契約ができない。
・不動産の売却や定期預金の解約、老人ホームなどの契約が必要である。
・遺産分割協議をする必要がある。
・消費者被害に遭い、契約を取り消したい。 など

問い合わせ

権利擁護係あんしん東大和
TEL042-590-0018 FAX042-564-3680